太ることによるリスク
生活習慣病のリスクが高まる
アメリカなど欧米のビジネス社会においては、肥満は「自己管理ができていない証拠」とされて評価を落とすと言われています。そうなると、仕事を失ってしまうリスクがあるということです。他にも、見た目にもみっともないし、食費にお金がかかったり、洋服だって特別なサイズのものしか着られなくなるかもしれません。
肥満との関係でもっとも注目されているリスクは、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病です。肥満を放置していると生活習慣病を悪化させ、血管を傷つけたり、もろくしたりして、やがて動脈硬化を引き起こします。その結果、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気の原因ともなりかねないのです。日本人はもともとインスリンの分泌能力が低いため、少し太ると糖尿病をはじめとした生活習慣病になりやすいと言われています。病気のリスクを回避するためにも、肥満には気をつけなければなりません。