糖の吸収を抑える成分③難消化性デキストリン

食後の血糖値と中性脂肪の上昇を抑える

難消化性デキストリンは、とうもろこしの天然のデンプンから作られた天然の水溶性食物繊維です。日本人の食生活が欧米化していくなかで、それまで野菜や豆、穀物などから摂取していた食物繊維が不足しがちになりました。そのため、食物繊維を補う目的で難消化性デキストリンが作られたという背景があります。甘みなどはほとんどなく、ほぼ透明で、耐熱性、耐酸性に優れているので、すでにさまざまな食品に使われています。
そんな難消化性デキストリンには、食後の血糖値上昇を抑える、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるという働きがあることが分かっています。そのため、「糖と脂肪の吸収を抑える」成分として、数多くのトクホ商品などに応用されているのです。