糖の吸収を抑える成分②サラシア
小腸のαーグルコシダーゼの働きを抑えて糖質の吸収を阻害する
サラシアは主にインド、スリランカ、東南アジアなどの熱帯地域に分布する植物で、古来から民間療法として糖尿病の治療などに用いられてきました。そんなサラシアの成分として知られているのが「サラシノール」や「ネオコタラノール」です。これらの成分はサラシアに固有のもので、血糖値の上昇を抑える働きがあることが分かってきました。
私たちが食べた炭水化物は、糖質に分解されて小腸へと運ばれます。そして、小腸の消化酵素α-グルコシダーゼの働きにより、体内に吸収されるのです。ところが「サラシノール」や「ネオコタラノール」はこのα-グルコシダーゼの働きを抑え、小腸で糖質が吸収されにくくする働きがあります。これにより、血糖値の上昇を抑えることにつながると考えられているのです。