現代人が太る理由⑦自律神経の乱れ
自律神経が乱れると活動量が減少して肥満につながる
昼と夜の区別がなくなり、不規則な生活が当たり前のようになりつつある現代では、自律神経も乱れがち。自律神経が乱れると、太りやすくなるということが分かっています。
自律神経が乱れると、体内の脂肪の燃焼と貯蔵をコントロールしている交感神経の働きが低下します。それによって、脳内物質のひとつであるアドレナリンの分泌量が減少します。すると、アドレナリンの減少にともなって人間の身体全体の活動量が落ち、消費カロリーが減るというわけです。そのため、脂肪がつきやすい体になってしまいます。また、自律神経の乱れはコルチゾールの分泌の変動にもつながり、血糖値の乱高下を起こすようになります。血糖値が大きく変動すると、インスリン抵抗性もあがりやすくなり、肥満や、さらには副腎疲労の原因にもなります。